レジュワークショップ
Le Jue!
遊ぶことと演じること
■日程
①2022年1月03日 (月) 10:00~16:00
・英語で行います
②2022年1月10日 (月) 10:00~16:00
・日本語で行います
■場所
iRegoGarage
・東京都杉並区荻窪5-29-3初鹿野ビル2階
・JR・丸の内線「荻窪駅」南口から徒歩2分
■定員
英語版、日本語版共にどちらも8名


Le jueとはフランス語でplayの意味です。
最近、日本の演劇界でもよく言われるようになりましたが、playは「遊ぶ」の意味と「演じる」の意味をもつ複合語です。
「演じる」と「遊ぶ」は本来同じ意味だと思っています。
人形遊びがとてもいい例ですが、練度が低い人が人形で遊べば(こどもの人形遊びのような)ただの遊びですが、練度の高い人形遣いがすれば格式高い芸術(演技)になっていきます。
ただその中にある本質的な要素は同じなのです。
それは「人形がまるで生き物のように動く」ということ。
このように、遊ぶことと演じることには本質的な繋がりがあります。
このLe Jue!はそれを呼び覚ますワークショップです。
ところで、演技をする準備ができた状態ってなんでしょう?
困難な仕事をこなす時、環境をきちんと整え準備ができてしまえば、
実はその仕事の8割はもう完了しています。
スポーツには
それぞれのスポーツにあわせた準備ができた状態があります。
仕事にもそれぞれの仕事に合わせた、準備ができた状態があるのでしょう。
では演技ができる状態とはなんでしょう?
演技ができる身体・心の準備状態ってどんな状態でしょうか?
遊びはその答えのひとつを教えてくれます。
その他にも、遊びにはたくさんの役割があります。
学びも、遊びの側面のひとつです。
演技もきっと、遊びの側面のひとつです。
一緒に舞台での、「準備できた状態」を見つけましょう。
一緒に遊んでみましょう。
英語でワークショップを学びたいなあと思ったことはありませんか?
動画配信やオンラインツールの充実に伴い、海外のアーティストのワークショップを受ける機会が増えてきましたよね。
・通訳を挟むと少しわかりづらい…
・直接英語でファシリテーターと会話したい
・海外のアーティストのワークショップ、面白そうで参加したいけど英語力が不安
などなど英語を使う機会が増えることに伴い、こういったことを聞くことが増えました。
今回、日本語と英語で同様の内容のワークショップを行うのは、ワークショップそのものの内容を経験していただくことももちろんですが、そういった「英語を使いたい!」というニーズに応えたいなあと思ったからです。
英語力に不安がある方は、日本語の回を受けることで内容の答え合わせができますし
「最近、英語つかってないなあ」という方は、英語の回だけ受けていただくこともできます。
通常の英会話では使用しない、あるいは意味が違う「舞台用語」は英語にも存在します。
そういったものに日本にいながら触れる機会があれば、日本のアーティストが自信を持って海外に出ていけるんじゃないかという思いから、今回の英語・日本語ワークショップは生まれました。
ご自身のレベルに合わせて、これらのワークショップをぜひ活用していただければ嬉しいです。
みなさんはギリシャ古典劇でよく出てくるコーラスをご存知ですか?
日本語では「コロス」と表現されたりする彼らは本来何者なのでしょうか?
彼らはとても力強く集団で動きます。
それはまるでスイミーのように、
ひとつの生命体として舞台上で息づいています。
コーラスは、個では表現できない力強いものを彼らはみせてくれます。
例えば運命。
例えば世界の流れ。
例えば感情。
あるいはキャラクターが決断した何かをより大きく魅せる、
楽器のアンプのような役割を担うこともあります。
劇世界に存在する、こういったコーラス・アンサンブルの要素は、
デバイジング(集団製作)でもとても有効に用いられます。
アンサンブルワークは現代でもイギリスを初めとし、様々な世界の演劇を
牽引しているカンパニーの劇中で活用されているのです。
ところがこのアンサンブルワークは非常に繊細なもので、きちんと機能するとまるで波の重ね合わせの原理のように爆発的な効果がありますが、
そうでないとお互いに相殺することで機能しなくなってしまいます。
魚や鳥の群れを見ていると、この機能がとてもよく働いているのが
わかります。彼らには厳密にリーダーというものは存在しません。
集団として動く中で役割が生まれ、属する個々がまるで大きな生命体の
ひとつひとつの臓器のように、もっと小さな一個ずつの細胞のように、
お互いの存在を受け入れ合いながら、役割を正確に(ここでいう「正確」
とはタイミングやスペース、リズムに関することです)こなしていきます。そうでなければ、アンサンブルの持つ本来のポテンシャルを
引き出せないのです。
そのためには、トレーニングが必要です。
コーラス・アンサンブルはピンを張れない役者に与えられる、
つまらない役割では決してありません。
それどころか、そこには厳格なトレーニングが存在し、歴史があり、
ストーリーの中核を成す、多くの場合必須の魅力ある存在です。
劇作を活かすも殺すも、彼らの練度次第といっても過言ではありません。
本当にうまく機能するアンサンブルは、美しい魚の群れを見るように、
ただそれだけで見る価値のある存在なのです。
太古より受け継がれてきたこの劇作の原点的役割を、
一緒に学んでみませんか?
集団の音楽
アンサンブル
ワークショップ
■日程
③2022年1月04日 (月) ~ 09日(日)
・9:00~16:00 ※休憩1時間
・一日6時間 全5回
・1月6日(木)は中休みになります
■場所
iRegoGarage
・東京都杉並区荻窪5-29-3初鹿野ビル2階
・JR・丸の内線「荻窪駅」南口から徒歩2分
■定員 12名




■講師紹介 安本達也
舞台芸術家。大阪芸術大学出身。卒業後渡英、
East15 Physical Theatreコース卒業。RADA Shakespeare Certificate取得。
帰国後はInternational Cantre for Theatre ArtsにてAssociate Directorと
して舞台作品を制作。日本をはじめイラン、韓国、香港などで公演を行う。
Contact Improvisationについての造詣も深く、各国でワークショップを開く。
舞台作品は、パペットやマスク、ダンスなどストーリーにあった手法を用いた型にはまらないものであることが多い。
個人での映像作品の制作も多く、最近ではエドワード・ゴーリー原作「胡乱な客」やオリジナルダンス作品「Intimacy」を発表。
視覚によって与えられる経験が舞台において大きな役割をもつと考え、
ワークショップでは特に如何に効果的な身体を持つことができるのかを探究する。
■受講費
今回のワークショップは
・レジュ英語版ワークショップ
・アンサンブルワークショップ
・レジュ日本語版ワークショップ
・アンサンブルワークショップ動画視聴のみ
の4種類があります。
A~Fの申込種類に受講費が変わります。
A レジュ単発 10,000円
※3日英語/10日日本語のどちらかを追記下さい。
B レジュ1個+アンサンブル 43,000円
C レジュ2個 16,000円
D アンサンブルのみ 35,000円
E 全て 45,000円(レジュが一回5000円になります)
F アンサンブル動画視聴のみ 10,000円
※レジュは参加者のみの動画公開となります。
G アンサンブル単発 10,000円/一日
※一日10000円です。4日、5日、7日、8日、9日の
中から希望日程を追記ください。
■対象 舞台表現者
■定員 ワークショップによって変わります
※基本的に先着順。定員を超えた場合は抽選。
抽選になるかどうかは12月10日に決定します。
■申込方法
件名に「ワークショップ参加希望」
本文に「名前」「メールアドレス」「電話番号」
「A~Fまでの希望コース」を一つご記入頂き
ikedarego@gmail.com
までメールを送信してください。
■〆切 定員になり次第終了します。