2022年10月度 安本達也ワークショップ
キャラクターハーフマスク/ステージコンバット/シンプルクラウン
先着割引&連続割引あります
仮面を使って俳優の動きを磨く
Charactor Mask half
丁寧な舞台創りを学ぶ
あなたは普段から「丁寧に舞台を創って」いますか?
「丁寧に創る」とはどういうことでしょうか?


丁寧な舞台創りとは、演出家や脚本家の指摘を間違えずに計画通り行うことでしょうか?
脚本やキャラクタを深く掘り下げ、シーンスタディをたくさん行うことでしょうか?
私はこの「丁寧に舞台を創る」とは、
「シンプルなものを信じ、ひとつひとつ段階を踏んで行う」こと
だと思っています。
感受性が豊かな俳優は、何かかがうまくいっていないと感じると、つい複雑なことをしてその場を保たせようと努力してしまいます。
ですが、俳優が何かしようとすればするほど、その俳優がつまらなくなっていってしまうのを何度も観てきていないでしょうか?
複雑は、シンプルなものが同時に起こり発生する現象です。そのひとつひとつが丁寧にこなされていないと、複雑さを楽しめず、代わりに煩雑になってしまいます。
さて、作画オタクと呼ばれる人たちをご存知でしょうか?
彼らは見えている画の良し悪しを見るために、わざと音を消してアニメを見るそうです。
そうすることで動き本来が表現していることや、その正確さをより明確に知ることができるのです。
俳優にとって、この作画は身体の動きと言い換えてもいいでしょう。
シンプルにひとつひとつ段階を踏んでつくられた動きに、ちゃんと声を乗せて届けることができれば、それはもう驚くほど共鳴し、演技をより効果的に観客に届けることができるでしょう。
今回はハーフマスクなので喋りますが、動きの正確さを知るためにフルマスクも活用し「丁寧に舞台を創る」ことに取り組んでいきます。
丁寧なことをシンプルに。
シンプルなことを丁寧に。
一緒に、丁寧に舞台創りをやってみませんか?
■日程
・2022年10月03日(月)~05日(水)
全て 9:00~16:00
■場所
・iRegoGarage
東京都杉並区荻窪5-29-3初鹿野ビル2階
JR・丸の内線「荻窪駅」南口から徒歩2分
■定員 6名
ただの格闘から魅せる格闘に
Stage Combat
リアルではなくリアリティのある暴力を
相手役を叩きのめすシーン。
髪を掴んで投げるシーン。
そういった暴力的な行為をしなくてはいけない時
あなたはどうしますか?


実は「暴力」を表現する方法はたくさんあります。
殴る蹴るなどの直接的ではない方法が効果的なケースもたくさんあります。ロミオ&ジュリエットで冒頭の諍いがカポエラで表現されていたことがありましたが、とても美しく、ただの格闘シーンではなく詩的な表現でした。
ですが、直接的に表現した方がインパクトが大きく、ショッキングなシーンを作ることができることも多くあるのです。
その暴力を使う際に「安全に」「効果的に」暴力を行う方法を知ることは俳優にとってとても大切です。
知らなければ相手に大きな怪我をさせてしまうかもしれない。それは大きな事故につながる可能性もあります。
大怪我や大事故が起こってしまえば観客は芝居を楽しむどころではなくなってしまうでしょう。
今回は舞台上で直接的に表現される「暴力」ステージコンバットの基礎を学びます。
安全に、より効果的に行える暴力を練習していきます。
舞台上での「暴力」は振り付けです。
なんとなくで行われるものではありません。
美しく効果的に振り付けされたステージコンバットは安心して観ることができます。よりそのシーンに没入し、感情移入できるようにする為のものなのです。
リアルな暴力ではなく、観客の心にしっかりリアリティをもって訴えるステージコンバット。
それは舞台の大きなスパイスとなるでしょう。
あなたの芝居にもう一味足してみませんか?
■日程
・2022年10月06日(木)10:00~16:00
■場所
・iRegoGarage
東京都杉並区荻窪5-29-3初鹿野ビル2階
JR・丸の内線「荻窪駅」南口から徒歩2分
■定員 6名
俳優の魅力を最大限に高める
Simple Clown
一年やってきたワークショップシリーズの集大成
あなたの中に必ずいるクラウンを探す。


いよいよやってまいりました。
このワークショップシリーズの集大成、シンプルクラウン。
このワークショップでは、とてもシンプルに、あなたの中にいるクラウンを探します。
舞台上で行われていることのひとつに「愛の交換」があります。
愛というと少し大仰に聞こえるかもしれません。
ですが、俳優は舞台上で愛されるべきだと思うのです。愛されているからこそ俳優は観客の目に魅力的にうつります。愛しているからこそ俳優が語るストーリーを楽しめるのです。
エーリッヒフロムではないですが、愛するということが技術であるように、愛されることにも技術的な側面があります。
「愛されるために愛さなければならない」というのも正しいとは思うのですが、その前にもうひとつ手順があるのではないでしょうか?
きっとそれは
「自分の脆さをさらけ出すこと」
です。
シンプルクラウンでは自分の脆さに向き合います。
自分の弱さ、情けなさ。
クラウンは失敗します。
彼らは必ず失敗します。
でも、敗者にはなりえない。
なぜなら愛されているから。
自分を愛しているから。
自分の心を頑なに守り、表に出てこない人を愛することはできません。
愛されることを許すことは、自分の弱さ、脆さを認めることです。
自分が愛されることを恐れていては、誰もあなたの魅力に気づくことができない。
シンプルクラウンはあなたの魅力そのものです。
演技がうまいとか、声がよいとか、よく動けるとか、もちろんそれも大切かもしれない。ですが、愛されることを認めることはもっともっと力強い俳優の力です。
「自分が愛されていい存在である」と本当に気づけたなら、その身体はどんな技術よりも、力強く舞台上で輝きます。
あなただけのクラウンを見つけましょう。
それはあなたの中に必ずいるのです。
■日程
・2022年10月17日(月)~20日(木)
全て 9:00~16:00
■場所
・iRegoGarage
東京都杉並区荻窪5-29-3初鹿野ビル2階
JR・丸の内線「荻窪駅」南口から徒歩2分
■定員 8名

■講師紹介 安本達也
舞台芸術家。大阪芸術大学出身。卒業後渡英、
East15 Physical Theatreコース卒業。RADA Shakespeare Certificate取得。
帰国後はInternational Centre for Theatre ArtsにてAssociate Directorと
して舞台作品を制作。日本をはじめイラン、韓国、香港などで公演を行う。
Contact Improvisationについての造詣も深く、各国でワークショップを開く。
舞台作品は、パペットやマスク、ダンスなどストーリーにあった手法を用いた型にはまらないものであることが多い。
個人での映像作品の制作も多く、最近ではエドワード・ゴーリー原作「胡乱な客」やオリジナルダンス作品「Intimacy」を発表。
視覚によって与えられる経験が舞台において大きな役割をもつと考え、
ワークショップでは特に如何に効果的な身体を持つことができるのかを探究する。
■受講費
申込順、申込種別で受講費が変わります。複数受講可能です。
先着割、連続受講割に関しては下記をご参照下さい。
【残1名】ハーフマスクWS 参加 30,000円(連続割併用可能)
・動画視聴コース 15,000円
【キャンセル待ち】ステージコンバットWS 参加 10,000円
・動画視聴コース 5,000円
【キャンセル待ち】クラウンWS 参加 40,000円(連続割併用可能)
・動画視聴コース 20,000円
※先着割について
ハーフマスクWSとクラウンWSに関しては申し込みが定員の半数になるまで5000円引になります。
※連続受講割について
今年、iRegoGarageで行われた安本達也連続WS(ニュートラルマスク/アンサンブル&ラーバルマスク/オブジェクトマニュピレーション&パペット/フルマスク/コメディアデラルテ)に参加した方は各5000円引きで参加可能です。
※①~③の参加者は動画視聴を申し込まなくても、参加したWSの動画は共有されます。動画による復習が可能なので仕事などによる遅刻・早退欠席も可能です。
■対象 舞台表現者
■申込について
下記【申込はこちらから】をクリック
してお申込みください。
■〆切
先着順になります。
定員になり次第終了します。